【矢口道場 道場訓 第八条】無料予想・有料予想・優良予想

世界各地で競馬が行われている。日本では観衆が金を賭けるギャンブルの対象として認知されているが、レースを開催し着順に応じた賞金が支払われはしても、観衆は文字通り単なる観衆で、競馬がギャンブルの対象になっていない国もある。まぁ競馬が開催されている国の多くでは競馬=ギャンブルなのだが、日本ほどプロ・アマ問わず競馬予想家として情報発信している者が多い国はないだろう。競馬予想家の情報発信について述べておこうか。

予想家が発信する競馬予想は、無料予想と有料予想の大きく2つに分けられる。もっとキチンと言うと、競馬予想を発信する予想家は、無料予想を発信する予想家と有料予想を発信する予想家の大きく2つに分けられる。なぜ無料予想で、なぜ有料予想なのか。なぜ金を取らない予想と、金を取る予想があるのか。無料予想とは劣悪な予想で、有料予想とは優良な予想なのか。いったい無料予想と有料予想の違いは何なのか。

多くの予想家は無料予想専門・有料予想専門に大別され、無料・有料の両方を発信する予想家は少ない。無料予想専門の予想家は言わば趣味の範囲内で予想を発信し、有料予想専門の予想家は狙い澄ました勝負レースの予想を金を取り発信しているようだ。無料予想家の中には有料予想も発信している者がいるが「大変恐縮ではありますが、私め有料予想も配信しております。よろしかったらお試し頂きたく思います。」と、どいつもこいつもこんな調子で、金を取ってまで予想を提供するほど自信を持っていないみたいだ。有料予想家の中にも無料予想を発信している者がいるが、「所詮は無料予想。私の売りはやっぱり有料予想の方にこそあり。」と、予想の質は言うまでもなく無料予想より有料予想の方が上だと言う。それならばやはり、無料予想とは劣悪な予想で、有料予想とは優良な予想なのか。予想の質は金を取る取らないで変わるのか。

よく考えてみろ。無料予想家が無料予想ではなく有料予想を発信する時、普段とは違い金を取る予想なのだからより一層頑張るのか。有料予想家が有料予想ではなく無料予想を発信する時、普段とは違い金を取らない予想なのだからあまり頑張らないのか。金を頂くのだから気合を入れて予想、金を頂かないのだから手を抜いて予想。競馬予想ってそんなもんなのか。1鞍予想するのに平均30分かけてる無料予想家は、有料予想になると平均1時間に増やすのか。1鞍予想するのに平均1時間かけてる有料予想家は、無料予想になると平均30分に減らすのか。そもそも予想するにあたって、気合入れるとか手抜くとか俺には理解出来ねぇよ。

多分、無料予想家は責任を負いたくないんだろ。競馬予想はあくまでも趣味なんだから、何言っても何やっても私の勝手。私の予想を見てあなた方が参考にしてもしなくても、買って儲かってもスッても私には何の責任もありませんから。ただ慣れない有料予想につきましては、私めあなた方の大切なお金を頂いている以上、全身全霊を注ぎ予想させて頂く所存であります。無料予想の時のように当たるも八卦当たらぬも八卦の無責任な予想ではなく、高確率で資金倍増、いや資金5倍増、10倍増が叶う予想を提供させて頂きます。だがいくらそんな事言ったところで、当たろうと外れようと結局のところ責任なんて一切負わねぇし、負えねぇんだけどな。

多分、有料予想家は予想販売による金儲けがしたいんだろ。だってよ、人に予想を売ってんだよ。奴等の予想は金取れるほど優秀なモンなんだろ。何で他人に教える必要がある。有料予想家の話になると必ず引き合いに出される、そんなに当たるなら他人に教えないで自分1人で儲け続ければいいじゃんって。その通りだよ。有料予想家の予想が当たるとして、有料予想家御当人も馬券購入するのなら、他人に予想を教える事ほど矛盾した話はない。同じ馬券を買われれば的中払戻しの時、確実に配当が下がるんだぜ。馬券購入しないなら分かるが、馬券の取り分よりも予想を売って得る収入の方が上回るなんてちょっと無理がある話だぜ。そんなに優秀な予想なんだったら、アンタら他人に教えず自分1人で馬券購入した方がイイぜ。アンタらは無料予想を公開すんの怖ぇだろ。もし誰でも見れる無料予想で下手打ったら、こんなモンかよって思われて有料予想に金払う客が減って収入無くなっちゃうもんな。そりゃあ無料予想を公開できねぇ訳だ。優秀な予想じゃないとしても有料予想にしときゃあ、最初でバレたとしたって1回分の金は取れんだからよ。やっぱアンタら予想販売で金儲けがしたいだけだな。

無料予想家・有料予想家どちらも、有料予想を提供して外した時には客から苦情や非難を怒濤の如く浴びる事になる。それは有料予想を提供した瞬間に腹を括らなければならず、避けては通れぬ道だ。無料にせよ有料にせよ競馬予想を発信する者は、受信する者がいて初めてその存在を認められる。有料予想を外したら苦情・非難では済まず、受信すら拒まれるだろう。受信を拒まれた時、発信者の存在は認められなくなる。未確認飛行物体ならぬ、未確認予想人体という奇々怪々な存在にされてしまう。有料予想をするなら、未確認予想人体になっちゃうかも知れないという事まで覚悟しなければならないのだ。

話がアナザーワールドに行ってしまったので現実社会に戻すが、有料・無料の別なく競馬予想家という者は、貴方様の予想を知りたいと思う者がいて初めて成立するのであって、誰1人として貴方様の予想を知りたいと思わなかったら成立しない。競馬予想で百発百中はほぼ不可能であるのだが、傲慢な客にそんな正論は通用するはずもなく、有料予想を提供する際には不的中時の客からのブーイングを覚悟しなければならず、最悪、誰にも相手にされなくなり、競馬予想家としての自分の存在意義をも失う腹は括らなければならない。不的中時のブーイングや競馬予想家として存在を認められなくなるかも知れないというプレッシャーに耐えられないが故に、予想を知りたいと思う者からの収入は諦め金を取らないのが無料予想家であり、競馬予想による収入を得たいが故に、不的中時のブーイングや競馬予想家として存在を認められなくなるかも知れないというプレッシャーは止むを得ないというのが有料予想家である。こういう見方が出来るのではないだろうか。

以前「馬券生活者軍団<IK>最強の競馬予想」というHPを運営していたのだが、開設当初は”馬券王”矢口・”キラリン”野口・”POG”尾崎の3名の予想家が、”馬券王”矢口<最強の的中予想>・”キラリン”野口<最強の大穴予想>・”POG”尾崎<最強の思い入れ予想>と題した無料予想を展開していた。それとは別に”馬券王”矢口の競馬予想虎の巻<JRA攻略 最強のデータベース>による、<最強のIK会員専用予想>という有料予想を配信していた。では俺が過去に行い、現在も再開した、無料予想と有料予想の違いは何なのか。

世間で一般的に言われる競馬予想家のプロ・アマの区別は、金を取って予想を提供するか金を取らないで予想を提供するか、単に金の問題だと俺は思う。アマとは「amateur」の事で、「素人の」とか「未熟な」といった意味だが、有料・無料問わず競馬予想を発信している予想家の中に一体どれだけの「professional」がいるのか。みんな未熟な素人予想を発信してるアマチュアじゃねぇか。

無料予想だから責任は負いません、有料予想だから当てまっせ、寝ぼけた事ぬかしてんじゃねぇっつうんだよ。アンタら初心を忘れちゃいねぇかい。競馬予想って何を目的としてる。そのレースにおける的中馬券を狙い撃つ事だよな。お前等の狙い方・撃ち方は有料・無料、金を取る取らないで変わるのか。どうやって変えるんだよ。企業秘密かよ。俺にはお前等のソコら辺の企業秘密がサッパリ分からねぇ。俺にはそんな芸当到底無理。確固たる信念と方法論の下に、各レース真剣に予想してるんだからよ。無料なんだから多少手を抜いてとか、有料なんだから普段より気合入れてとか、意味が分からねぇし、そんな小細工ありえねぇ。無料だろうと有料だろうと、毎回毎回ストレートな真剣勝負なんだよ。当たるかどうか半信半疑の予想じゃねぇ、俺がコレっつったらコレなんだって、何回・何時間予想したってこの結果って調子で的中を追求してんだよ。

世間一般の競馬予想家プロ・アマの区別は、予想を有料で販売してるか否か。そして大多数の競馬予想家は、プロ・アマ問わず未熟な素人予想を展開している。悪ぃけど、俺はそんな馬鹿連中とは違ぇよ。高水準の玄人予想を展開している、professional競馬予想家だ。以前の雑誌掲載時に俺に断りも無く、俺は「不遜の塊」と形容された訳だが、不遜で結構。俺を舐めるな。俺は正真正銘ガチンコ馬券師だ。無料も有料も、俺の競馬予想にゃ関係ねぇ。ただただ俺は、そのレースにおける的中馬券を狙い撃つ。

無料予想家・有料予想家の話をしたが、俺は無料・有料の両方の予想を展開している。どっちにも偏らないバランス派を気取った奴だと思うか。どっちつかずの中途半端な野郎だと思うか。俺は台風の目なんだよ。世間の競馬愛好者どもに、俺というガチンコ馬券師の存在を知らしめると共に、世に蔓延るインチキ競馬予想家を淘汰する為、そして人生半ば諦めてる負け組の奴等を自立させる事を目的として、俺は無料・有料、両サイドの予想を展開する。俺の発信する無料予想と有料予想は、内容こそ同じだが、はっきりとした目的の違いがある。

俺の無料予想、決して無責任なんかじゃねぇ。第一俺の競馬予想は一貫して真剣勝負なんだから、どこを探しても適当に予想したなんてレースは無ぇ。無料予想を展開する理由、世間に蔓延るインチキ有料予想家どもから、これまた世間に溢れてる迷える子羊どもを救う為だ。インチキ極まりねぇ有料予想に、毎週・毎月のように金を吸い取られてるのを見てらんねぇんだよ。そんなペテンビジネスを支えてるのも、突き詰めれば迷える子羊どもなんだから、早いトコその詐欺師どもを淘汰する為に、迷える子羊なんて呼んだが結局は騙しを見抜けない間抜け野郎ども、もっと言えばペテンビジネスの根っこの部分をぶった斬ろうって訳よ。金払ったから優秀な予想が手に入るって訳じゃねぇ、無料でも儲かる予想があるって事を早く教えて、弱者救済してやろうじゃねぇのって、俺の考えてる事はホント慈悲深いだろ。嘘でもオチャラケでも何でもねぇ、これは本当の話だぜ。

では何故、有料予想なのか。慈悲深い救世主ならば、なぜ無料予想だけではないのか。何だかんだ言ったって金が欲しいだけの、インチキ競馬予想家・ペテン師なんじゃないのか。そう思ってるお前。何でもかんでもおんぶに抱っこ、一生誰かに教えを乞わなきゃ生きられない。人生最期の時、お前は自分で自分の人生歩んできたと思えるか。人は人に支えられ、人は人を支え、確かに1人じゃ生きていけねぇよ。でもな、誰かに助けられ、また助けられ、またまた助けられ、いつもいつも助けられ、そんな奴はダメ人間。得だけしたい、一銭も払いたくない、俺は要領よく生きる、それが賢い処世術。そんな考えの奴はクソだ。俺は与えてやるよ、インチキ一切抜きの優良な無料予想を。だがそれだけでは満足できず、もっとください、もっとくださいって強欲極まりねぇ金の亡者に、「はい分かりました。私は慈悲深き救世主、あなたに優良な無料予想をもっと好きなだけ与えましょう!」って、そんな虫よくいかねぇし、まずそんな事してお前等の為になると思うか。

俺は以前のHP予想をしていた期間に、これでもかというくらい汚ぇ話を聞かされてきたよ。俺のHPに辿り着くまでに、散々騙され金を搾り取られてきた奴等からな。俺のHPを見て、当たる喜び、儲かる喜びを再び取り戻したと。だが俺はHPで競馬予想をバリバリ発信していた当時から、「俺がいなくなったらどうすんの?俺のHPがなくなったらどうすんの?アンタ等どうすんの?」って問いかけ続けていた。自分の金を注ぎ込むのに、自分で満足に予想も出来ず、他人の予想を求め、金を払ってまで他人の予想にすがり、外れた時には他にもっと当たる予想家を求め彷徨う。典型的・末期的な馬券負け組みスパイラルだ。

俺は匂わせていた、俺が競馬予想発信を辞める事を。お前等に自立が急務だという事を分からせたかったから。俺の無料予想におんぶに抱っこはそれでいい。ただ俺が予想発信を辞めた時に、お前等がまたインチキ競馬予想家に騙される生活に逆戻りするのを俺は望まなかった。だから遺伝子を残した。俺の競馬予想虎の巻<JRA攻略 最強のデータベース>販売を実施した。在庫一掃大特価閉店セールなんていうセコい手で小銭を稼ごうとした訳じゃねぇ。恐らくほとんどの奴等が急務であったはずの自立が出来てねぇと踏んだから、俺の競馬予想虎の巻を今後の馬券購入に役立てるか、もしくは俺の競馬予想虎の巻を使って俺の猿真似をし弱者救済を果たしてくれる奴等に望みを託した。販売価格は、1ヶ月3競馬場の有料予想代金15000円(当時)×12=”馬券王”矢口の有料予想全競馬場1年分にあたる18万円だ。高いと思うか安いと思うかは個々の金銭感覚だが、数十名の購入希望者全員に販売した。だから俺の遺伝子を継承した連中は既に自立しているだろうし、また迷える子羊に救いの手を差し伸べているかも知れない。あれを使えば当時の俺と全く同じ買い目を弾き出せる訳だし、勝負レースの見抜き方も教えた。だがそれを逆手にとって、迷える子羊から法外な代金を徴収したり、救いの手どころか魔の手を差し伸べている奴等がいるとしたら、そいつらには俺の今回の復活は迷惑この上ない話だろうな。俺は競馬予想虎の巻販売の際に言った、「お前が金を払って手に入れるのだから、使い道に関し俺がとやかく言う筋合いではない。だが1度俺との関わりを持った者ならば、俺がどれだけインチキ・ペテンを嫌い、弱者救済をしてきたか知っている筈だ。だからやはりコレは善行に使って欲しい。」と。それでも悪行に使っている奴がいるなら、お前等の産みの親である俺自身の手で葬るしかないな。

俺が促している自立というのは、他人から教えを乞わないで自らの予想で馬券購入出来るようになるという事だ。まず俺の無料予想を見ればいい、今まで金を払って手に入れてきた有料予想と比べてどうであるか。無料予想で儲かるのなら、もう金を払ってまで競馬予想を手に入れる必要はない。有料競馬予想購入からの脱皮が第1段階。儲かれば経済的にも精神的にも余裕が出来るはずで、その機会に自分で予想をしてみる。買う買わないは別として、先ず自分の頭で競馬予想するんだよ。自分で予想した結果と俺の競馬予想を比べてみて、俺の予想と大して成績が変わらなければ、もう他人の予想に頼らず自分の予想で馬券購入していけばいい。自分の頭で予想する事が第2段階。競馬予想に用いる俺の方法論はデジタルである為、残念ながら俺には第2段階で具体的な手助けは出来ない。だが、その時間を作ってやる事は出来る。あっちぃフラフラ、こっちぃフラフラ、当たる有料競馬予想を求め彷徨うお前等を俺の無料予想に釘付けにし、無駄な時間・無駄な金を使わなくていいようにするだけでなく、経済的にも楽にしてやり、お前等が自分の競馬予想を確立する為に必要な時間と金を作ってやる事が俺には出来る。

俺が無料予想を行うのは、俺の凄さを認知させると共に世間に蔓延るインチキ有料競馬予想家から弱者を救済する為で、俺が有料予想を行うのは、何でもかんでも他人におんぶに抱っこが癖になってる乞食野郎ども、1度与えればもっともっとと求めてくる強欲な金の亡者どもに、はい分かりました与えてあげましょうなんて事はそいつらの為にならねぇからで、さらに求めるのならそれ相応にお前等もリスクを負えという常識的な考えから。前述の無料予想家のように、趣味の範囲内という言い訳を用意した予想でもなく、前述の有料予想家のように、競馬予想販売により収入を得たい訳でもない。世間一般の競馬予想家の予想はプロ・アマ問わず未熟な素人予想であり、馬券王矢口は高水準の玄人予想を展開するプロ競馬予想家だ。そして毎回真剣勝負で予想されたソレは、無料・有料の別なく優良予想である事にかわりないのである。